1960年、アンドレア、エルネスト、アルフレド兄弟が、サン・レオのトレッロ地区に小さな製粉工場を作ります。 耕作などの古くから残る誇り高き仕事は、大きくしたい、新しいものを取り入れたいという思いによって支えられまし た。
それからの60年は革新の連続でした。こうしてトレッロの製粉工場は、Carli グループとして、乾燥飼葉生産にお ける世界基準にまで成長したのです。
5つの生産工場と250人の従業員を抱え、現在、Carli グループはヨーロッパ有数の飼葉生産会社です。さらに 、有機穀物生産においてはイタリア国内トップ企業で、世界45か国でビジネスを展開しています。 仕事への熱意、自然への関心と環境への配慮などは、Carli の DNA として、現在、事業展開の主軸として各 方面で活躍する第三世代へと引き継がれています。
Sandrina Gasperoni 著「Le radici del presente」を読む
Carli ファミリーの歴史は、Sandrina Gasperoni の著書「Le radici del presente」で語られており、その序 章の中で、企業理念としてアルフレド・カルリが次のメッセージを残しており、従業員や関係者のモチベーションとな っています。
「粘り強さと意志があれば山を乗り越えることができると人生が教えてくれました。 どんなに絶望的な状況であっても、それが人としての自尊心が踏みにじられるほどのものであっても、決して希望を 失ってはいけないということを学ばしてくれたのもこの人生でした。 人生は、家族が「偉大」であることを教えてくれました。愛情とリスペクトする気持ち、そして絆が家族をひとつにする時、全員のパワーが倍増し、会社にとってクリエイティブで生産的でポジティブな活力となります。それはつまり、原 動力の共有こそが最大の満足だからです」
取締役を担う Carli 第二世代メンバー