単なる栄養素を超えたアルファルファ

正確で完全な分析データに基づいた飼料の有効性

酪農家たちは、飼料が牛乳生産、つまり農場収益に直接影響を及ぼすことを知っています。栄養効率と生産最 適化の向上を目的にする場合、乳牛に与える飼料の栄養価とこれに使われている原材料の化学成分を知るこ とは、酪農家にとって有利です。さらに、配給システムによって正確な給餌がますます普及している現在、正確な データを把握しておくことで、乳牛の生産能力を変えることなく飼料にかかるコストを削減することが可能となります 。

飼葉を構成する成分は、雌牛や水牛、山羊、羊の飼料のベースとなります。これらの動物は反芻動物で、高い 品質のイネ科やマメ科の飼葉を食べることで、水溶性タンパク質や消化しやすい食物繊維、単糖、ミネラル、ビタ ミンを摂取します。

ピアチェンツァのサクロ・クオーレ・カトリック大学の動物科学栄養学部のアントニオ・ガロ教授による Carli グループ のアルファルファを使った研究に関する報告書は下のリンクからダウンロードできます。

正確な配給システムは、主に外国産の飼葉を使った分析結果に基づいて原材料を評価している場合があり、場 合によってはこのデータが古すぎたり、不完全だったりするのです。

飼料に使用する原材料の相乗的な潜在的効果を理解するには、酪農家や飼養管理担当者に対して、自社 製品に関する確実な技術情報を提供しなければなりません。このため、Carli グループでは、ピアチェンツァのサク ロ・クオーレ・カトリック大学の動物科学栄養学部の協力のもと、当グループ企業が生産した乾燥アルファルファの サンプル分析を実施しました。

これらのサンプルを使い、一般的な栄養素 (タンパク質含有量、繊維質 ADF と NDF の割合、炭水化物、脂 質、ミネラル) の科学的分析に加え、さらに、生物学的特徴 (ルーメン分解性蛋白質 RDP、ルーメン非分解性 タンパク質 RUP、NDF 消化率または分解に要する時間、アミノ酸と脂肪酸と抗酸化力など) を見極めるため、 徹底的な分析を行いました。